キャッシュ管理(国土地理院地図)

山間部ではインターネット接続ができない場合が多いため,キャッシュという仕組みを利用して地図を閲覧する.そのため,オンラインの環境で,あらかじめ地図を見ておく必要がある.画面に表示した分だけの地図を,オフラインになったときに見ることができる.

目的の山域の周辺を含めた広域地図を画面に表示し,登山コースに沿った詳細地図を画面に表示しておく.画面に表示すると,キャッシュデータとしてストレージに自動的に保存される仕組みになっている.

このキャッシュは放置しておくと,増加する一方で,ついにはストレージの保存領域を圧迫する事態となる.時々,キャッシュを削除する必要がある.Data画面には「キャッシュ管理」ボタンがあり,これをタップすると,地理院地図のキャッシュ容量が表示される.山行が済んで不要になった地図は「キャッシュ削除」ボタンをタップして削除する.

容量の大きさの参考例を挙げる.iPhoneで撮影した写真のサイズは,1枚あたり数MB程度である.キャッシュ容量が100MBであれば,写真数十枚分に当たる.

*Apple社の地図(標準地図,航空写真)キャッシュデータは,このボタンでは削除できません.