「スタート」ボタンをタップしたときに設定した測位の通知間隔時間毎に，測位結果を音声で通知し，同時に記録する．「ストップ」ボタンの右側に「通知○分」と表示される．他のアプリを使用しているときも，iPhoneがスリープ状態になっても，バックグラウンドで位置情報を取得し続けるため，消費電力は大きい．
測位記録の通知間隔は，1分，3分，5分，10分，20分，30分から選択できる．登山では10分，20分，30分から選択するのが適当と思われる．各時刻における位置と標高，高度差，移動距離の記録が残る．
UpGo!では，測定者の位置が約10m移動ごとに位置情報が更新され，登り・下りの高度差，移動距離を累積計算する仕組みなっている．移動したコースが同時に青い線で地図上に表示される．
なお，iPhone5S以前の機種では，気圧計による高度計算ができないため，高度の累積誤差がやや大きくなる．
測位記録の通知は，マナーモードであっても，スリープ状態であっても音声を伴う．右上の「スピーカ」ボタンで音声を止めることができる．
◎累積移動距離の計算
10m移動ごとに測位して移動距離を加算するために，近い範囲をウロウロゆっくり歩く場合，誤差が加算され，移動距離が大きな値となることがあります．ある程度の歩行速度を保つことが，正確な計算のために必要です．