霧氷の高見山

2018.2.13 晴れ,強風

冬型が強く,平地でも強風が吹きまくるこの頃,高見山の霧氷も大分成長したはずと確信し,快晴の朝,急に出かけることにする.ノーマルタイヤなので,どこかでチェーンを装着? 東吉野村に入る頃,とうとう路面が雪となり,適当な場所に停車してチェーンを装着する.10分で2本に装着.この方面では,はじめてチェーンを付けた.

登山口は杉谷から.近年は,たかすみの里からのルートで登ることが多く,久しぶりに杉谷を選ぶ.大峠からの急な直登も面白いかもしれない.国道166号のこの登山口には駐車場がない.休みの日は路上駐車が多く,駐車場所の確保に困るのだが,平日だからか,このコースがマイナーになったからか,今日は車がない.少し路肩が広い場所に停める.

Map画面 測位記録

iPhone 機内モード,UpGo! 開く.スタート → 常時測位・10分.
常時測位にしておくと,iPhone がスリープしても測位を続け,音声で時刻,標高,移動距離を読み上げる.インターネットが接続できなくても,GPS機能は健在.ただし,あらかじめ,この山域を画面に表示しておく.

住宅への階段と登山口の階段がほとんど一緒で,間違って住宅に入りそうになる人もいるかもしれない.登山道は昔の伊勢南街道という由緒ある道である.連なる石畳みも雪の下.その雪は今日誰も踏んでいない.動物の足跡が少しあるだけ.以前は,平日でも多くの人がこのコースを登っていたと思うが,温泉のある「たかすみの里」から登る人が多くなったのか.風は強く,木々の雪がシャワーのように吹き付ける.

画面では,上図の赤いピンをタップすると,地図上に時刻,標高,移動距離が表示される.高見山山頂の手前,大峠でピンは終わっているのはなぜか?

Map画面 撮影記録

今回,iPhoneは,カイロと一緒にポーチに入れたので,バッテリーが夏のように元気だ.寒さでいきなり電源が落ちるというハプニングも何度も経験しているので.

画面は山行が終わりデータ保存後の状態.上図のアイコンをタップすると,地図上に小さな写真のプレビューが表示される.どこで撮った写真なのか明らかになる.

Camera画面 写真サムネイル

Camera画面にすると,サムネイルが表示される.

Camera画面 写真全画面小峠手前

雪はだんだん深くなってきた.小峠まで傾斜が緩いが,けっこう時間がかかる.その先は,さらに雪が深くなり,大峠までルートがどこか注意して進まなければならない.風もさらに強くなってきた.右側に落ちそうな崖があったので,アイゼンを付ける.

Camera画面 雪に埋まる大峠

大峠の手前から雪が深く,吹き溜まりのようになっているところは要注意.墓碑に出る.ここから大峠にいったん降りてみる.写真のように1台だけ4WDが停まっている.よく上がって来れたものと思う.大峠からのコースはどこなのか,雪で埋まり,すぐにはわからないほどだ.風が強く地吹雪.トイレの横で風を避けて休憩.試しに山頂までのルートを探ってみる.先行者の足跡は,ほとんど雪でかき消されているが,かすかに足跡が残されている.少し登ると空はゴーゴーと風が吠え,地吹雪と深雪である.かなりの業に耐えないと山頂に達することはできないと悟る.すでに午後1時近く,この辺にしておこう.樹林帯のコースを選べば山頂まで行けたかもしれないが,今日はあえてこのコースを選んだので,仕方ないとしておく.あきらめが早い.

Data画面 測位記録後半

下山完了したら,すぐに「ストップ」をタップ.保存ファイル名は空欄でもよい.日付のファイル名になる.

下山したころには道路の雪はほとんど溶けていた.たかすみ温泉まで,チェーンをつけたままブンブン行く.こちらも雪はほとんどなかった.温泉に浸かって仕上がり.

高見山の写真

2015.1.11 曇り

《ルート》 たかすみの里 → 高見杉 →  杉谷・平野分岐 → 高見山山頂

以下は,山頂近くの写真です.