AR View

「スタート」をタップして,測位中にAR Viewを利用できる.AR Viewの対象は,測位前でも測位中でも何度でも設定できる.ただし,オンライン環境が必要であるため,山行前に設定しておく方が良い.Map画面の検索窓で検索した山名(地名)または,Map画面を長押しし紫のピンを落として表示される吹き出しの(+)をタップしてAR Viewに設定した最後の地点が有効となる.

登山中に目的の山や地点はどこにあるか目視したい場合,iPhoneを縦長に持って「AR View」ボタンをタップし目的地に向けて探すと,実際の風景に重ねて山名を書いた青いラベルが出現する.表示されないときは電子コンパスの調整が必要であり,iPhoneを持って手首を8の字形にぐるりと何回かまわす.

iPhoneのキャリブレーション画面が出なくても方位が狂っていることがある.画面下部にはコンパスの精度を表示している.この数字は実際の磁北との最大の誤差を角度で表す.値は小さい程よいが,負の場合はコンパスが無効であることを示し,キャリブレーションが必要である.
画面には「AR View」ボタンをタップした時点の現在地とAR Viewの対象までの直線距離と高度差が表示される.目的地までの距離感をつかみ,登山の行程の目安とする.また,頂上からの眺望において,調べたい山や地点をAR Viewすることもできる.

なお,AR View対象の紫のピンが複数ある場合,最後のピンが有効であり,最後以外のピンを有効にしたいときは,吹き出しの(+)をタップし改めてAR Viewに設定する.

◎ラベルが表示されない場合
* 端末の「設定」→「プライバシー」→「位置情報」→「システムサービス」→「コンパスの調整」がONになっているかご確認ください.
* AR ViewはiPhoneの向きを検知するために加速度センサー,磁力センサー(電子コンパス)を使用しています.iPhoneケースの部品に磁石が使用されている場合は,ラベルが表示されにくくなります.磁石を使った製品と一緒に保管していないかご確認ください.

◎AR View画面の撮影
Ver 4.8までは,シャッターを押したとき,ラベルを一緒に写すためには,そのままiPhoneを動かさないで,「写真を使用ボタン」をタップする必要がありしたが,Ver 4.9からは,「撮影」ボタンを追加し,即時に画像を保存できるようになりました.

*日本国外の標高データは,現在地で測位する以外,取得できません.したがって,国外でのAR Viewは高度差データがありません.